草津市の花にも指定されているアオバナ。友禅染めの下絵用染料として市内各地で栽培されていましたが農業の近代化が進む中で衰退。一時は絶滅の危機にひんしましたが、地元の方たちの熱心な取り組みで近年復活し、夏になると、山田周辺で青いかわいい花を咲かせています。山田幼稚園では、そのアオバナの種まきから収穫体験、そして染め遊びを、20年以上続けて来ました。最近では、アオバナクッキー作りや、保護者によるアオバナの起源の劇など、あらたな展開もあるそうです。「20年間続けて来れたのは、地元の方の協力があったからこそ。「あおばなのおじいちゃんやおばあちゃん」の思い出は、既に成人した子ども達の中にもきっと残っているのではないでしょうか。」と先生はおっしゃいます。
同じく地元の方の協力を得て、山田地区の特産品のメロンをモチーフにした体験にもチャレンジ。暑い暑い夏にメロンのビニールハウスを見学に行き、その時に見たこと聞いたことをもとに園内に「メロンハウス」が完成!
実のなり方など、実際見ないとわからないようなことが、ちゃんと表現されていたそうです。実はメロンの葉やつるにトゲがいっぱい。「それは虫が寄り付かないためになんだよ」と農家の人に教えてもらったり、「メロンのネット模様は、表面がひび割れてできたかさぶたみたいなもの」という話に驚いたりと、ちょっと贅沢な生きた学習につながっています。
今後は、ふろしきの染めや使い方体験にも取り組み、草津市こども環境会議に出展する予定だとか。
地域の産業や特性を遊びに取り入れて体験することは、ふるさとを知り、大事に思うことにつながるはず。地域に誇りをもてる心を、地域の人たちと力をあわせて育てて行けたら、と先生方の思いです。
北村季吟を知っている人はかなりの歴史学・国文学通と言っていいでしょう。しかしそれが悩みのタネ・・・?
「北遊遊倶楽部」には「北村季吟をもっと多くの人に知ってほしい」、そんな願いがこめられています。江戸時代に活躍した国文学者・北村季吟は、あの松尾芭蕉の俳句の先生であり、将軍家に和歌の指導をし、多くの古典の注釈本を書いた大ベストセラー作家なのです。
その季吟が生まれたのが現在の野洲市北です。細々と続けられてきた季吟の顕彰活動に風化の危機を感じた事務局長の山添さんは、季吟の功績を伝承するかたわら、地元の子ども達を集めて郷土の歴史や環境学習に取り組み、地域の若いお父さん・お母さん、子ども達が参加できるようなイベントを、リーダーとなって開催しています。
北自治会子ども会が毎月第3日曜日に行なっている県道の道路清掃は、県エコフォスター事業として実施中。地元河川の水質調査や資源ごみ回収活動も行なっており、資源ごみ回収の収益は全て地元に還元されます。
独自でまちづくりを学び、様々な取り組みを企画・運営されている山添さん。そのパワーの源は、郷土の偉人を通して独自のまちづくりを目指し、発展させていきたいという願いです。
山添さんの夢はこの地に「ハイク・ステーション」(俳句の駅)ができる事。おじいさんおばあさんから子ども達までみんなが集い、自由に俳句を詠み、楽しい催しがあって、郷土を語り合えるそんな場所です。たくさんの人達に季吟の里を紹介できるようになれば、自ずと地元を大切にするコミュニティができるはず。
郷土と季吟を愛する熱い思いが野洲から発信されています。
「信楽には1300年前、幻の都があった」
20年以上も前から発掘が続けられていた紫香楽宮跡ですが、平成12年、その規模が当初予想されていたものより遥かに大きいものだという事がわかり、全国からたくさんの歴史ファンが訪れるようになりました。
信楽には、紫香楽宮跡はもとより、深い歴史と文化の物語がたくさんある、多くの観光客が買いに来られる信楽焼にも、深い歴史があり、またすばらしい自然に囲まれたこの町をもっと知って、楽しんでもらいたい。そう感じた地元のメンバーが集り、平成14年「しがらきの郷・歴史ボランティアガイド」の会を発足させました。
ガイドの内容は、紫香楽宮跡、信楽焼の窯元や登り窯の見学、歴史・文化史跡などの案内、そして、近江牛・しいたけ・そばなど、おいしい味も紹介するとの事。メンバーは現在24名。毎月1回研修会を行い、日々、質の高いガイドを目指し勉強しています。発足から6年、実に3000名以上の方々を案内して喜ばれて来ました。
今後の課題は、現在メンバーの平均年齢が高めなので、もっと若い方にも入ってもらい、より幅広いガイドをするようにする事、また地域との連携を深め信楽観光の特性をもっと具体化する事だそうです。
新名神が開通し、ぐっと行きやすくなった信楽。お越しの際には、ぜひお声をお掛けください。ボランティアガイドは、1日1000円(3〜4時間程度)、車でもウォーキンングでもOK。問い合わせは、0748-83-0440(tel/fax)小谷さんまで。
「彦根に巨大なワニがいる?!」
そんな噂を聞きつけて、真偽のほどを確かめに訪れたのは、彦根市氏銀座町にある果物屋さん「18BANフルーツ」さんの2階。新鮮な季節の果物や贈答用のジュースやお菓子などが並んでいる店頭を横目にしながら、お店の横にある「2Fはギャラリー」と書かれた階段をトントンと上って行くと・・・
いました、いました、大きなワニが獲物を狙ってその口を開けています!
そばにはキリンなどもいて、「あれ、ここは動物園?」と錯覚しそうになるのですが、気がつくと入場料を払う窓口も檻も見当たりません。しかもこのワニ、さっきからまったく動く気配無し。
???
恐る恐る近づいてよーく見てみると、なんと紙で出来ているではありませんか!
そうなんです、ここはその名も「段ボールアートギャラリー」。飾られているのは、すべて段ボールで出来た作品ばかりなんです。ワニやキリンの他にも、いまにもギャロップしそうなシマウマの親子、アニメのキャラクター、彦根伝統のゲーム「カロム」、心地よい音色を奏でてくれそうな楽器、懐かしい味わいのある民芸家具、甘い香りがたちのぼって美味しそうなメロンパンなど、どれも本物そっくりの段ボールアート作品が所狭しと並んでいます。
作者は、1階の果物店主・田中和之さん。「あるとき骨董店で見かけた信楽焼の壷に一目ぼれ、とても欲しかったけど高価過ぎて手が出ませんでした。で、仕事柄、身近にたくさんある段ボールを使ってできないかと思ったのがきっかけです。」以降、あれこれ試行錯誤しながら、いろいろな物を段ボールで作ることになったそうですが、発想の新鮮さもさることながら、腕前もお見事!
お仕事の合間に行うため、1つの作品を完成するのにかかる時間は早いもので数日、中には2ヶ月〜3ヶ月かかるものもあります。備え付けのメッセージノートには、作品を見た子どもたちの驚きや賞賛の声が素直な言葉で綴られています。不要物として捨てられる運命だった四角い厚紙「段ボール」が、こんな見事なアート作品に生まれ変わるなんて、私も驚きを通り越して感動を覚えました!
「ものづくりの楽しさを通して、ものを大切にする気持ちや、リサイクルの大切さを感じてもらえれば嬉しい。」と話す田中さん。
将来は「象」に挑戦してみたいとのこと、完成したらまた見に行きますね♪
「段ボールアートギャラリー」
場所: 彦根市銀座町 「18BANフルーツ」2F
電話: 0749−23−5573
開館: 9:00〜19:30 (木曜休)
見学は自由&無料。
「のりてつ」「とりてつ」「もけお」。上記の言葉にピンときたら、あなたはかなりの鉄道ファン!
ちなみに、「のりてつ」=「乗り鉄」=鉄道に乗るのが好きな人、「とりてつ」=「撮り鉄」=鉄道の写真を撮るのが好きな人、「とりてつ」=「録り鉄」=鉄道の音を撮るのが好きな人、そして「もけお」=鉄道模型を作るのが好きな人、ということなんだそうです、ご存知でしたか?
明治から昭和の中頃にかけて、鉄道は日本の交通の花形、人や貨物の運搬に大活躍しました。
滋賀県の北部にあるまち「米原」は、この鉄道の東西の要として古くから栄えたまちです。初期の駅舎や汽車、駅前のまちの様子などをあらわす貴重な写真が地元には数多く残っていますが、現在駅はリニューアル中で、駅のまわりも再開発で変わっていきます。そこで、「昔の『鉄道のまち米原』の面影を後世にもきちんと伝えていこう」という声が、米原の町づくりを考えるみなさんからあがりました。
そんな中、米原にユニークな鉄道模型グループがいると聞きつけて、いざ潜入取材を開始!
「米原地域鐵道部」・・・あれ?役場の部署なんでしょうか?
「大阪の工業高校で鉄道が趣味だったOBで作ったからです。」と答えてくれたのは、大谷貴之さん。
米原公民館では現在、「エコ・ミュージアム米原学・地域編〜鉄道模型で振り返る鉄道のまち米原〜」という年間講座で、2008年3月完成を目指し、地域のみなさんで米原駅のジオラマ作りに取り組んでいます。米原地域鐵道部のみなさんは、お休みの日を利用してこのジオラマ作りに協力されているのです。
しかしなぜ、わざわざ大阪から米原まで?
「米原駅は、鉄道ファンなら絶対に通るし写真を撮るなど有名ですが、Y字型の貨物待避所やスイッチバック運転があるなど珍しく、じつはNゲージで表現するのが難しい駅。だからここで作ってみたいんです。」熱い思いがジワジワと伝わってきます。
では、とジオラマ作り講座を見学。初めは真っ白で何の変哲もなかった板が、部員の手にかかると見事にリアルな駅舎や建物に変身!その精巧さに、子どもたちからは「わ〜すごい!」と感嘆の声があがり、次に「ここはどうやればいいの?」と質問の嵐。子どもたちだけでなく、私もすっかりその魅力にはまりそうです。
ところでジオラマの魅力は何ですか?
「設計する楽しみ。線路の幅、崖のカーブなど、数ミリ単位にこだわって再現するのが楽しい。あと、失われかけている良いものを再現する使命感みたいなものも感じます。」と大谷さん。
楽しそうな部員や子どもたちの顔を見ていると、なつかしいあの歌がどこからか聞こえてきました。
「線路は続くよ〜どこまでも〜♪」
ガソリンなどの化石燃料を使わず、一度にたくさんの人や物を運ぶことができることなどから、鉄道のエコな面が見直されている時代です。
車窓から流れる景色をながめながら、駅弁を手にのんびり旅をしてみたくなってきました。
※ジオラマ:鉄道模型の車両や線路、駅や駅のまわりのお店や家、自然などまわりの情景をほんものそっくりに縮小して再現したもの
「米原地域鐵道部」
電話: 米原市米原公民館 0749−52−2240
滋賀県南東部に位置する日野町は、自然豊かでほんしゃくなげ群落をはじめ様々な天然記念物や特産品があります。
なかでも日野菜は特に有名で、室町時代、ときの領主 蒲生貞秀公によって発見されたといわれています。
その日野菜を自分たちで収穫し漬物にしてみよう、という取組みが鎌掛地区で行われています。
主催団体の「夢遊楽会」とは、日野町鎌掛3区で地域の活性化に取り組む、楽しい“おっちゃん”“おばちゃん”たちの集まり。
日野菜漬体験では、日野町の特産品を活かし、グリーン・ツーリズムでまちおこしをしよう、と企画。
鎌掛で暮らす皆さんが「農作業や漬物づくりを体験したい!」という参加者に、手取り足取り作業を教えてくださいます。
できあがった漬物は、独特の歯ごたえとほのかな辛み・香りがあり、日野菜ならではの味わいがあります。
今後も“日野の自然”という資源を介した”グリーン・ツーリズム”の取組みを計画中。ぜひみなさんも参加・体験ください!
日野町の鎌掛(かいがけ)地区は「ほんしゃくなげ群落地」や「正法寺の藤」などの花で有名。その鎌掛をさらに美しく彩るのが「日野ダリア園」です。
オープンは2002年。仕事の関係で鎌掛を離れていたメンバーが、還暦を機に「地元に恩返しがしたい!」と始めたのがきっかけです。
当時はみな花作りは素人同然でしたが、試行錯誤を重ね今では10,000㎡の敷地にダリアが100種類10,000本!色も大きさも様々な花が一面に見られます。ダリアは開花時期が6月~11月と長いのが特徴。いつ訪れても美しい花々が迎えてくるように、と選ばれたそうです。
カメラを構える人、スケッチブックに向かう人など、訪れた方は自由に花とのひと時を過ごしておられます。
現在は23名のボランティアスタッフが活動中。同年代でもあり気心知れたあうんの間柄。「丹精込めて育てた花が無事に咲き、多くの方がここを訪れその美しさに触れていただけるのが何よりのやりがい。日々の苦労が報われる瞬間です。」とスタッフのみなさん。一人でも多くの人に見てもらいたい、感動して欲しい。と体を動かすボランティアに励んでおられます。
ただ「自分たちだけでは息の長い活動は難しい。若い人やこれから活動を始めようとしている団塊の世代など、もっともっと多くの人に関わって欲しい」と願っておられます。
最近では、自然あふれる環境を活かした体験企画も人気。じゃが芋、椎茸・平茸の植え付けや収穫。イチゴ狩り、さつま芋掘り、日野菜の収穫と漬物体験など・・・。
詳しくはホームページhttp://www.hinodariaen.com/をご覧ください。
元気で活気あふれる日野のまちづくりのためにもダリア園の活動がさらに広がっていくことを願っています。
人の手が入らなくなり、雑草や倒木だらけとなった荒れた里山を復元し、次の世代に引き継ぎたい・・・。そんな熱い想いで活動されている里山元気会のみなさん。最初は足を踏み入れるのも大変だった土地を、草を刈り、道を付け、水路を確保するなど会員の手で徐々に環境を整備。今では自然体験を求める地域の子どもたちや市民グループとの交流の場となっています。
敷地内の畑では四季の野菜が育てられ、サツマイモや大根などを採ったその場で食べるという「食の基本」も体験可能。里山をぐるっと巡る遊歩道には、土手すべり(土手をダンボールやそりで滑り降りる)やターザンロープ(滑車でロープを渡る遊具)など子ども向けの冒険ポイントがあり、大人でもついつい童心に帰ってしまいます。里山の拠点である小屋は廃材や倒木を利用して会員がコツコツ建てた力作。屋内には囲炉裏や薪ストーブまであります!
他にもザリガニが住むビオトープ、カブトムシの育成、シイタケ栽培、炭焼き釜の設置など活動はどんどん広がっています。「楽しかった~、もっと遊んでいたい!」という子どもの笑顔がなにより嬉しい、と代表の松本さん。みんなの笑い声が響く、そんな里山での体験をめざして、毎月第2・第4土曜日に活動を続けておられます。
静かな古い港町の街並みのあちらこちらに、アート作品がちりばめられる不思議な光景。それが湖族の郷アートプロジェクトです。
このプロジェクトは、今年で2年目、3回目の開催となりました。成安造形大学の学生有志が、大学のある地元滋賀で作品を発表したい。それがきっかけだったそうです。大学の教授やアーティスト、そして地元の商工会などの人々と協力して堅田の町や琵琶湖湖畔がアートで彩られることとなりました。
今年は、実行委員会のなり手がなく存続の危機を迎えました。そこで「やりたい!」と手を挙げたのが2人の女子学生、実行委員長日下さんと副委員長広瀬さん。それからは、どんどん仲間が増え、地元の方をはじめ、県内の他大学の学生までたくさんの人が協力することになったそうです。
できあがったのは空き家や神社、漁港の建物、公園などで訪れた人がアートを体験する楽しいイベントです。2007年12月9日~12月23日の開催中にも、まだ製作を続けるアーティストも多く、毎日変化していたんだそうですよ。作品の展示だけでなく、学生による期間限定カフェがオープンしたり、びわ湖成蹊大学の学生による子どもたち対象のスポーツラリーや、劇団による演劇の上演、ガイドツアーなども行われました。
とにかく、参加者が元気いっぱい楽しんでいることが伝わってきます。2008年はどんな展開になるのでしょうか。今後もすごく気になるな湖族の郷アートプロジェクトです。
「近江八幡の水郷」は国の重要文化的景観第一号に選定され、昔ながらの風景が守られているのどかな水郷地帯です。そんな豊かな自然の中で育てられた野菜直売所が昨年8月オープンしたまるやま水郷野菜直売所です。生産登録、栽培記録など徹底した管理の下で生産される環境こだわり農産物の「江州水郷野菜」を中心に約5千平方メートルの畑に四季折々の旬の野菜が栽培されています。
観光客はもちろん地元の人の利用も多いこの直売所。お客さん自身が実際畑に入り、枝からもぎとり土から掘り起こす事の出来る「もぎとり朝市」が人気を集めています。
特に畑仕事の経験のない人や、野菜がどんな風になっているかを知らなかった子どもたちにとっては、野菜の花の綺麗さに気付いたり、野菜本来の甘さに驚いたりと興奮や発見の連続です。
「無農薬低農薬の旬野菜本来のおいしさを、新鮮なまま味わってほしい」と西川美栄子代表も語っていました。
直売所にかかわっているのは実際畑で野菜を作っている人達、様々な野菜の食べ方、料理方法など、野菜談義で盛り上る事もしばしばあるそう。リピーターが多いのも頷けます。
食の安全、大切さが問われる昨今、生きた野菜に触れ合えるユニークな直売所、一度家族で体験してみてはどうでしょうか。
問い合わせは まるやま水郷野菜直売所 080-6151-0245 まで。
甲賀市信楽町に、自然育児の輪を広げたいと活動しておられる素敵なお母さんたちのグループがあります。その名も「なちゅらる・まま」。メンバーは現在10人。皆さん、小さいお子さんがありながら精力的に活動されています。
グループ結成のきっかけは、子どもの検診でした。杓子定規で一方的な指導に違和感を覚えたことから。そんな中、自然な育児をしたいとの共通の思いを持った人たちが集まって、子育ての情報交換、仲間作りの場として「なちゅらる・まま」がスタートしました。
情報発信にも力を入れておられます。子どもとの暮らしの中、牛乳神話、予防接種、フッ素塗布など、マスコミ操作された情報に疑問がいっぱい出てきます。しかし、そんな情報を鵜呑みにしているお母さんたちも多いのです。そんなお母さんたちに「こんな考えもある」と知ってほしくて、フリーペーパーの「なちゅまま通信」を発行したり、メンバーの目で選んだ本を集めた「なちゅまま図書」を子育て支援センター内に設けたりしています。
今や、仲間が仲間を呼び、どんどん輪が広がってその活動は多岐にわたっています。去年は一人のメンバーの小さな声をすくい上げ、原子力発電の問題点を提起したドキュメンタリー映画「六ヶ所村ラプソディー」の自主上映を成功させました。その他、食育勉強会、料理教室、講演会、コンサートなどなど、そのバイタリティには圧倒されます。でも皆さん、至って自然体!気負うことなく、明るく楽しくをモットーに活動されています。
お話を伺ったのは、ちょうどお餅つきをされている最中でした。子どもたちがたくましくおもちを頬ばっていた姿が印象的です。こんな心強い仲間の中で子育てできたら、育児不安なんて無縁だなと思いました。
周囲に広がる一面の田畑の向こうには、琵琶湖をこえて望む比叡の山。そんな恵まれた自然環境の中にある常盤幼稚園のモットーは「自然、命、人をつなぐ、ふるさと常盤を拓く常盤っ子」。ニゴロブナを使った無農薬の田植え、「ときわっ子エコたんけんたい」としての周辺のゴミ拾いなど、その自然を取り入れた様々な環境学習に取り組んで来ました。
今年は「地球温暖化防止フェアinびわこ・くさつ」に連動して、ゴーヤをテーマにしたユニークな活動を展開。親子で植えたゴーヤはすくすく育って、夏場は「緑のカーテン」になって、テラスにやさしい日陰を作ってくれました。収穫したゴーヤは夏野菜カレーやゴーヤチップスに。自分で育てたゴーヤの味は、格別だったようです。夏祭りには、子ども達が作ったゴーヤみこしが登場。先生方によるゴーヤマンのダンス、保護者扮するエコレンジャーのごみ分別寸劇など、エコをテーマに楽しく盛り上がったそうです。
運動会のテーマだってもちろん「エコ」。保護者から公募した「ときわっ子エコキッズ」のワッペンを身につけ、「I LOVE BIWAKO」というテーマのもと、手作りの琵琶湖で魚釣りをする子ども達の元気な声が青空の下響き渡りました。保護者によるゴミ分別レースもユニークなプログラム。牛乳パックを開いて、ペットボトルのカバーをはいでと、お母さん達もがんばりました。
澤さんの暮らす彦根市本庄町は彦根市の中でも愛知川に近く、琵琶湖か湖岸から広がる平野部に位置しています。「みずほの郷」は柱をベンガラで赤く塗る、滋賀県の中部地域によく見られる日本家屋で、築40年。澤さんのご家族がつい最近まで住んでいた家です。2年ほど前から、澤さんはこの家を使って地元でとれる食材をふんだんに使った料理を出し、畑で農業体験をしてもらう活動を始めました。私も地酒グループの稲刈りの時に伺いました。夕食のテーブルには、地元の魚屋さんで仕入れたり、地元の魚つかみ名人から頂いたりした湖魚と川魚料理が所狭しと並びます。澤さん手作りの鮒寿しや他の魚のなれ寿司とお漬物、そして地元産のおいしいご飯に舌鼓を打ちました。ここまで淡水魚尽くしのコースは、なかなか食べられるものではありません。それらを肴に、地元の造り酒屋のお酒を飲みつつ、地元に残る習慣や農業、魚のお話を伺い、楽しい時間を過ごしました。
澤さんがこのような「みずほの郷」を始めようと思ったきっかけは「食育」。つまり地元の食をもっと見直してほしいという願い。そして、地元集落の高齢化により空き家や耕し手のなくなった畑が増えてきたことでした。「私たちが生きるために食べているのは命です。それを『頂きます』と言って食べる。この『頂く』という気持ちを伝えたいんです」と澤さん。息子さんの友達の若い人たちが泊まりに来て、初体験の川魚料理なのに「おいしい!」と残さず食べてくれたことから自信を持つことができたということです。「あまり食べられていない魚でも、一度そのおいしさを知ると、食べることができて、食卓にも上る回数が増え滋賀の伝統の食文化が伝えられるようになるはずですよね」。また、都会から来た人が畑で野菜を作ることで集落の活性化ができるとも考えておられます。
農業体験のメニューのひとつとして、棉摘み・綿繰り体験も提供されています。畑に綿の実をまき、育てるところから関わってもらえます。かわいい綿の実「コットンボール」がはじけたら、それを摘んで糸にする綿繰りの体験もできます。澤さんは「昔はよく見かけた綿の栽培も、最近ではすっかり見かけなくなりました。木綿ってどんなにして出来るのだろう。自分で栽培した綿でたとえ小さな物でも何か作れれば楽しいだろうなあ、と思って、些細なことがきっかけで、本当に棉を植えてしまいました」
とおっしゃっています。自分が着ている木綿の服は、どんなふうに作られているか、想像したことがある人は少ないのではないでしょうか。特に子どもたちにとって、綿の実から糸ができて布になることを体験するなんて、めったにできないことですよね。
新鮮な驚きに満ちた経験となるでしょう。ほかにも、田植えから稲刈り、そして酒造りの体験や畑での野菜作り体験、そして愛知川や琵琶湖での魚つかみ体験、作陶体験など、体験のメニューは相談に応じてもらえます。
「地産地消ということは、例えば北海道産のジャガイモだけが最高なのではなく、お隣のおじさんが畑で育てたジャガイモをくれた、それがいいということです。輸送に時間をかけないので、それだけ新鮮なまま食べられますし、防腐剤も要りませんよね。近所の川や湖、田んぼや畑でとれたものを、すぐに食べられるって、時間も燃料も余計な添加物も不要。それだけいいことがあります」
「みずほの郷」に来て食事をいっしょに準備して食べ、そして地元のお話を伺ううちに、なんだか田舎の親戚の家に来ているような気持ちになってきます。
小柄な澤さんがくるくると働いておられる姿を見ているだけで、私は温かなパワーをいただけました。もっともっとたくさんの方に、澤さんといっしょに彦根の農村での暮らしを体験してもらいたいなと思います。
古い町並みが続き、そぞろ歩く観光客の姿も絶えない近江八幡・新町。その一角、築百年を越える町家から、元気な子どもたちの声が響きます。ここは誰でも・いつでも・自由に集える「居場所」を滋賀に100ケ所つくろう!と活動を続ける「みんなの居場所を作る会」が2008年8月、古民家を改修した「町家さろん間(ま)」を借りてオープンさせた居場所第1号です。
裏庭まで続く土間、太い梁のある吹き抜けの天井、明かり取りの天窓。土間を通る風の心地よさに、夏場もクーラーがいらないそうで、昔の家の「しつらい」には感心するばかりです。こういった古い民家の趣きはそのままに、耐震リフォームも施し、トイレや自由に使える台所などの水回りは最新式を導入。お年寄りや子ども達が使うことも考えて快適さも確保されています。
代表の土田さんは、55歳で民間企業を退職し、働く女性の子育て支援のためにNPO法人の保育所を設立。また淡海ネットワークセンターの未来塾に参加する中で、「専業主婦の子育ての危機」に気付き、世代を越えた地域の中での子育て支援にも取り組んできました。そんな中、新潟で「地域の茶の間」を主宰する河田珪子さんを知り、高齢者も、子どもも、障がいを持つ人も、誰もが自由に交流できる「居場所」こそが必要なんだと確信。「みんなの居場所を作る会」わスタートさせたのです。
土間に置かれたテーブルでくつろぐお年寄り。二間続きの和室に大喜びで走り回る子どもたち。居場所に詰めてくれるボランティアさんたちも、ひとり、二人と増えて来たそう。今後は開館日も増え、様々な世代が思い思いの時を過ごす地域の憩の場として、少しずつその輪と可能性は広がっています。イベントや教室などやりたいことも募集中。あなたもふらっと立ち寄って、「場」作りに参加してみませんか?
家の近くを流れている小さな川をのぞいてみたことがありますか?土手の草花、底の方に見える小さな魚たち・・・「川」を忘れていませんか・・・?
野洲市堤に住む事務局長の北出さんは、数年前から地元の仲間達と年数回、川の清掃を行なってきました。そこで目にしたものは大量のごみ、ごみ、ごみ。ペットボトルや空き缶はもちろん、家具や電化製品まで捨てられている現状はかなりショッキングな光景でした。「昔は川の水で顔を洗い、野菜を洗い・・・川は生活の一部でした。
川と友達だったのです。」川本来の姿を取り戻せないかと、仲間達とNPO法人を立ち上げることを決意。それが「NPO法人家棟川流域観光船」です。「ごみを拾っているだけでは結果対策。実際に船に乗って、景色の美しさ、水の音しか聞こえない静寂、ゆったりとした時間の流れを味わってもらいたい。」という思いをこめています。
自分の身近にある川がこんなに自然に恵まれ、美しいのだと実感してもらい、一方で目に入るごみから環境への関心を高めてもらうのも狙いです。
その他にも「あやめ浜まつり」というイベントも開催。あやめ浜でしじみつかみを体験してもらうというもので、伝統食を味わうコーナーや、漁船の体験乗船、びわ湖の環境学習と内容は盛りだくさん!
今年は200人以上の参加者があったそうです。しじみつかみは、大人も子どもも大はしゃぎで。大いに盛り上がるそうですよ!自然の恵みに感謝して収穫を喜ぶ・・・これって、人間として生きる上で大切な経験ですよね。
「環境」と頭でっかちに考えると難しくなりますが、まずは身近な川に思いを寄せ、その思いが地域、山、湖につながって、自然と人々の命を大切にするまちづくりの一歩となっていくことを実感しました。
子ども達が自由に集まって遊べる居場所を作りたい!そんな気持ちから月1回開催される駄菓子屋があります。その名も、「だがしや楽校」。子ども達は駄菓子を買った後、遊びのコーナーで積み木やボードゲームをしたり、けん玉、お手玉、こまなど昔遊びをしたり、工作コーナーで折紙、切り絵、ミサンガづくり等をしたりと自由にたっぷり遊ぶことができます。コーナーを担当しているのは地域のボランティアさん。遊びを通して地域の大人とのつながりの場、子ども同士の学年を超えたつながりの場になっていて、みんなきらきらした顔で遊んでいます。
活動は、毎月第3土曜日の13時~16時。大津市仰木の里1丁目の旧公団案内所で開かれています。今年4月から開催されていて、毎回30人前後の子ども達が集まるとか。「地域に知り合いが増えれば、挨拶が増え、笑顔と活気が生まれるでしょう。それこそが、住んでよかったと思えるまちづくりにつあながるはず」、と開催団体「ふれあいサロンひまわりの種」の小倉さん。「月1度では『子どもの居場所』とは言えません。スタッフを増やして開催日を増やしたい、『だがしや楽校』がいろんな地域に広まってほしい」とどんどん夢がふくらんでいて、今後の発展にも大期待です!
「参加は地域の子ども達」とのことですが、どの地域の子ども達にもこんな居場所があったらいい、そう思える活動です。
晩秋のある日、三方を紅葉に染まる山々に囲まれた田畑の一角で建築作業に勤しむ人たち。よく見ると女性や都会から来たと思われる若者もちらほらいるようです。ここは湖北町上山田区。宿泊もできる集会所を建築している、ワークショップの現場です。
「家を建てるなんて簡単なこと。鳥だって動物だって自分の棲家は自分で作ってるでしょ。」
大工さんである清水さんは、湖北の立派な家々が、かつては技術を習得した地元の職人によって作られてきたのに、近年は専門業者による分業制がこの地にも及び、職人の仕事が減ってきたことを嘆きます。
農業だって同様です。目の前に農地があるにもかかわらず、高齢化・過疎化によって休耕地が増え、私たちはどこで獲れたか誰が作ったかわからないものを口にしています。
自分で自分の棲家と食いぶちさえ確保できれば人間は人に頼ることなく自立して生きていける、つまり「どっぽ(=独歩)」できる。この地の技術や資源を利用することで、そんな若者を育成する仕組みを作れないだろうかと立ち上がったのは、上述の清水さん、この場の提供者で農業法人「大戸洞舎(おとふらしゃ)」を運営している松本さん、そして大工で、地域づくりや情報発信活動に精通している若者・村上さんの3人です。
「どっぽ村」では、おおよそ25歳から30歳くらいの若者をこの地に招き、3年間で建築と農業の技術を身につけると共に、人的ネットワークも広げることをめざします。開村予定は2008年春。現在行っている集会所建築は、拠点となる場作りを兼ねたプレワークショップというわけです。
村上さんが「単純にこういうこと」といって、示してくれた数式はこうです。
「作る」÷「遊ぶ・選ぶ」=「暮らしの多様性」
現在は「遊ぶ・選ぶ」ことにおいて「作る」ことが減ってしまったので、「暮らしの多様性」が限られている。ここで自らが「作る」技術を身につけること(=増やすこと)で、「暮らしの多様性」はもっと広がる(=増える)はず。今の社会は集中管理されていて閉鎖的、一方向的。これを以前の柔軟で開放的で、多様なシステムに変えていきたい。
村上さんが論理的に語る一方、清水さんは「会社や組織のようなかっちりしたものではない。こまかな決め事もない。今はこんな構想を練っているけど、変化したり、ひょっとしたらなくなってしまうかも。それはそれでOK。でも、ざくっとしているようで、何か確定したものはあるはず。」とプロジェクトの柔軟性を語られます。三者三様の想いが将来どんな形で実を結ぶのかはわかりませんが、まさにこうした多様な志向が交錯する結果として、オルターナタィブな地域づくりの一歩がここから始まりそうな予感。湖北で生まれ育った私も陰ながら応援しています。
大阪在住で、もともと近江八幡とは何の縁もなかった小関皆乎(こせきみなこ)さんが近江八幡の町並みの魅力にとりつかれたのは、2004年にこの地で開催されたビエンナーレに訪れたときのこと。当時伝統工芸の学校を卒業し、工房にできる建物を探していた小関さんは、近江八幡で工房を開くことを決意。手始めに受けた淡海ネットワークセンター主催の市民起業の講座で「その地域の問題点を見つけ、かかわることが大切」と教えられ、地域で荒廃の進む里山や放置竹林の整備に取り組む「八幡山の景観をよくする会(八景会)」と出会います。「陶芸より、竹を生かした工芸の方が地域の人たちに親しまれるのでは」というアドバイスもあって、陶芸とともに、八景会の切り出す竹を使った工房を開くことになりました。
工房の場所として提供されたのは、300年続く老舗の酒蔵の裏の物置部屋です。地元の大工さんや大阪大学の学生さんなど、様々なマンパワーを結集、壁や板の剥がれた雑然とした物置を素敵な工房に変身させて、2007年8月にオープンの日を迎えました。小関さんの夢が実現できたのは、彼女の努力はもちろん、彼女のひたむきで人を惹きつける人柄にほれて、近江八幡の様々な活動団体のコアメンバーが賛同し、アイデアや労力を提供することを惜しまなかったからでしょう。
現在は、ワークショップの開催やネットワークの拡大などに時間をとられ、「ゆっくり作陶をしていられない」と小関さん。とは言え今後も、作品の展示販売はもとより、竹や食材など地域資源を利用した伝統文化を伝える講座を積極的に開催したいし、ハードとしての工房は滞在のできるものにして大学生のゼミなどに利用してもらいたいなど、想いはエンドレスに湧き上がってきているご様子。小関さんの工房を中心としたまちづくりの夢は、賛同する人を巻き込みながらますます拡大していくことでしょう。
草津市立矢倉小学校では、今年度、4年生の「総合的な学習の時間」の一つとして、矢倉学区内の草津川の調査をはじめ、様々な取り組みを実施。「子ども達に、身近な環境について興味をもってもらいたい!」と、草津川について詳しく調査しました。
1学期には、「草津川の生きもの調べ」と称し、3回草津川に行き、生き物や植物を調査し、また、滋賀大学の川嶋教授と学生達の協力のもと、水質や流速、にごりぐあいを調べるなど子ども達は興味深く学んでいたそうです。
草津川を調べていくうちに、川底の土質が粘土質である事に気づき、これらの土を使って、何かできないかをあれこれ思案。草津市内の陶芸家、淡海陶芸研究所の山元義宣さんの協力を得て、ランプシェードや鉛筆立てなどの焼き物を作る事になりました。
2学期に入り、材料の粘土を採取しに子ども達と出向き、一人当たり800g~1kgの粘土をGET。あまりの重さに、バケツが壊れてしまったというエピソードも。作業のあった日には、泥だらけの体操服の洗濯に四苦八苦したというお母さんたちの、別の意味での取り組みへの参加もあったよう。
採取した土は不純物が混じっているため、そのままでは陶芸には使えない…ということで、約1か月かけ、毎日かきまぜたり、ねかしたり、不純物を取り除いたり…と下準備に思わぬ手間がかかることを実感。たくさんの人たちの協力に感謝しながら、子ども達はそれぞれの作品を制作しました。できあがりは、個性豊かなできばえになり、子ども達はご満悦のよう。素敵な作品や思い出とともに、川を守る事について興味を持ってもらえたら…と4年生担任の宮崎先生。「川を守る=琵琶湖を守る」ということを感じ、これからの生活、ちょっとした心くばりから環境を守れる人に育っていってもらえればと願っています。
東近江市に事務局をおく「環境学び舎わのたね」は、環境教育を行なっている団体です。2002年に県立大生など環境や福祉に関心を持つ若者が集まって活動を始め、現在は20~30代の若いメンバー約10名で運営しています。
活動内容は、毎年恒例となっている小中学生向けのキャンプや親子向けの自然体験などの主催事業のほか、幼稚園や小中学校からの受託事業も多く、児童・生徒対象のプログラム以外にも教職員や保護者に環境学習への取り組み方や日常生活での自然体験の取り入れ方などについて話をすることもあるそうです。
わのたねでは、自然を観察して動植物の名前を覚えるといったことよりも、自分で体験し、見つけ、感じるということを重視した環境教育を目指しているとのこと。参加者が発見するためのきっかけを作るために、各メンバーはネイチャーゲーム養成講座などでスキルアップを重ねてきています。
事務局が東近江にある関係で、主催事業は彦根や東近江などで開催していますが、依頼があれば県内どこでも行きます、とのこと。プログラムも目的に応じてオーダーメードで作るそうで、自然体験や仲間づくりがしたい人の助っ人になっています。
伯母Q五郎さんは、第1回たたえあう交流会で「まるエコ奨励大賞」を受賞した初代のグランプリ団体です。親やまわりの大人たちに見守られながら、子どもたちが主体的に川遊びや環境についての研究を行なっています。現在は、ただ自分たちが楽しむだけでなく、子どもたちが発見したことを他の人に伝えていくということに力を入れているそうです。
具体的には、来年2月に行なわれる二つの交流に向けて準備を進めています。一つは、草津こども環境会議での発表です。市内の20河川を調査し、その結果を「くさつお魚マップ」として発表します。「くさつお魚マップ」は河川の位置を示した地図のまわりに、調査の様子の写真や、見つけた生き物の写真の切り抜きなどを河川ごとに整理して作っていきます。部屋の壁一面が埋まりそうな大きなマップです。
もう一つが鳥取で開催予定の子どもラムサール交流会です。これは、国内に33か所あるラムサール登録湿地のある地域の子どもたちの交流です。六つのブロックに分かれてメッセージをまとめ、韓国で行なわれる締約国会議で発表したいと準備中です。
楽しむだけでなく、伝えていきたい。「子どもたちが伝えるシリーズ」と名づけ、日本はもとより世界の人々に草津の自然、琵琶湖、大好きなまちを伝えています。
子育て中のお母さんたちを中心に、新しいグループが結成されました。その名も「大好き隊滋賀(みのりんぐ)」。このグループは、福井県の小学校教諭である岩堀美雪さんという方を招いてポートフォリオ(紙ばさみの意味から転じて、目的を持って綴じて残しておく大切なもの)の手法を用いた自己肯定感を育むための講座を企画、実施することで第一歩を歩みました。ポートフォリオは、この世にたった一人しかいない「自分という存在」を認め、大切にできるために、自分のいいところを見つけ出し、それに関係するものをクリアファイルに綴っていくというもので、例えば小学生なら作文や絵、賞状、テスト、写真や手紙など、自分にとって大切なものをファイルに綴じていきます。
代表者の辻井寛美さんが、岩堀さんのブログを見たのがきっかけ。その時、辻井さん自身が自己肯定感を持てない状況にあり、すぐに岩堀さんに連絡を取り、講演会を企画しました。岩堀さんの講演会当日には、9人の女性たちが集まり、その中の6人がグループとして活動しています。「みのりんぐ」とは「実り」と「輪(りんぐ)」とを結びつけた言葉だそうです。
大人が元気で生きていることで、子どもたちも元気になれる。そういう思いを持って、親も子どもも自分を大切に思えるきっかけをつくっていこうとされています。また、子どもたちが自分を大切に思う心を持てば、友達やまわりの人々も大切に思う心が育つという考え方から、ぜひ、学校でポートフォリオの取組を実現したいと考えています。
もう一つ、大きな夢があります。それは、岩堀先生が作られた歌を歌っておられるミネハハさんというアーティストのコンサートを、びわ湖ホールの大ホールで実現することです。
平成18年度湖国まるごとエコ・ミュージアムづくり「第2回たたえあう交流会」で「まるエコ奨励大賞」を受賞されたPaddyさん。生涯を通して丈夫な体づくりを進めるためには、成長期にある子ども時代の食が大切であるから、まず学校給食から改善していこうと粘り強く行政との話し合い、情報提供を重ねました。そして、平成18年度に栗東市における学校給食完全米飯化を達成。子どもたちが、1日1食は確実に丈夫な体をつくる食事を摂ることができる仕組みを定着させたいと取り組んできました。実際に、栗東市内産農産物を使用したみそ汁や副食、湖産魚を含む魚の登場回数が増加するなど、子どもの健康面に望ましい献立に変わったそうです。
まるエコ奨励大賞の受賞により「自分たちがやってきたことは、これでよかったんだ」と実感できたそうです。大賞のトロフィーは、地域で機会があるたびに展示していただいているそうですよ。
現在は、市町村、農林漁業者、学校などが協力して、子どもたちに一連の農作業等の体験機会を提供する「教育ファーム」の取組を栗東市で実現させるという目標に向かって、行政との協働を進めておられます。とても粘り強く、かつ前向きな若きお母さん、素敵な女性たちです。
安土町の文芸セミナリヨには県下最大のパイプオルガンがあります。
セミナリヨには専属のオルガニスト城奈緒子さんがいらっしゃいます。
城さんは安土の子育て支援センターに出張演奏会をしたり、小中学校や養護学校の子どもたちを含む一般の方々にパイプオルガンの見学会を開いたりと、地域に根ざした音楽活動をしています。誰でもパイプオルガンに触れられるというのが地域のホールの強みです。
しかし、逆に都会のホールのような予算や交通の便もないので、そのようなウィークポイントをどのようにフォローしていくかが今後の課題だと話してくれました。
養護学校の子どもたちのパイプオルガン見学会の様子を見せていただきました。オルガンの音のなる仕組みを肌で感じてもらいながら教えたり、実際にオルガンを弾かせたりととても楽しそうなものでした。城さん自身もすごく楽しそうでした。
そして最後が城さんの演奏です。パイプオルガンの音色は壮大で心の芯まで響いてきました。オルガンの響きに体全体が乗っ取られるといった、そんな心地よさです。
城さんは「地域のホールの特徴を生かしてパイプオルガンの魅力や音楽の愉しさを伝えたい」と語ります。百聞は一見に如かず。是非ともたくさんの方にオルガンを生で見て、演奏を聴き、そして驚いてほしいと思います。
八日市環境ボランティアの会の会長、堤昭典さんにお話を伺いました。
設立の平成7年から月2、3回のペースで八日市周辺のごみ拾いや河川敷清掃、除草、植栽などの活動をなさっています。
活動を始めた当時はごみがとても多く一日で拾いきれなかったそうです。「未来に美しい水と空気を」というスローガンの入ったジャンパーを着て、一心に活動を続けてきたおかげで住民もごみを捨てなくなったと堤さんは誇らしげに語ります。ごみ拾いの負担が軽くなったので現在は美化の方に力を入れていらっしゃるそうです。
継続は力なり。簡単なことではありませんが、やはり継続するということが大切な事なんですね。
大前洋子さんは野菜の皮などをゴミにしないで料理に使う、エコクッキングの料理教室や勉強会を開いていらっしゃいます。
また、食育にも力をいれていて、栄養管理から、親の手料理の推進、子どものしつけや親子のふれあいまで様々なことを呼びかけています。
野菜の命を大切にするエコクッキング、色々な命の大切さを伝える食育。大前さんのこのような幅広い活動のキーワードとなっているのが「命」です。「命」をテーマに、熱く生き生きとした笑顔でたくさんお話していただきました。
食を通じて命の大切さを知ってほしい、お母さんに台所に立ってほしい、心まで栄養が行かないインスタントフードばかり摂取しないでほしい、ばらばらの食事をやめて家族の意味を考えてほしい等々…。正直僕にとって耳の痛いお話でした。もっと食について考え直そうと真剣に思わされました。

ヨシ博士こと西川嘉廣さんは世界一小さな博物館「ヨシ博物館」の館長さんです。
博物館内にはヨシ工芸品、ヨシ関連の書物・論文、ヨシペン画、ヨシアート、ヨシキリ(鳥)の巣などのありとあらゆる品のほか、江戸時代から続くヨシの商店ならではの帳簿や道具も展示されています。
館内を見せていただきました。「ヨシに関するものなら何でもある」と豪語するだけあって、中に入った瞬間に5,000点以上の貴重な品々に圧倒されます。眺めているだけでも楽しくて飽きません。
ヨシ博士やヨシ博物館は全国でも有名で、日本はもちろん、海外からの来訪者もたくさんいるそうです。
これからも世界のヨシ情報発信基地として機能させていきたいと意気込んでいらっしゃいます。

小谷山と山田山に挟まれたところに上山田という集落があります。そこで「裏山で採った薪で薪ストーブを焚く生活」をするために家族と一緒に東京から移り住んだ佐藤さんが暮らしています。
佐藤さんは「生活環境の中でも、大変なこと、手間のかかることではあるけど、無理をしない程度で取り組めることはある」という考えをお持ちで、それが薪ストーブやおくどさんで作る味噌、里山整備など佐藤さんの生活にはいくつも形となって現れています。また訪れる人に自家製のトマトを振舞ったりもしているそうです。「自分の暮らしを押し付ける気はなくて、誰かが来てくれたときに作ったものでもてなす。それを喜んでもらえると、自分の喜びがさらに大きくなる」という言葉から、人とのつながりが佐藤さんのエコに取り組むやりがいとなっているんだと実感しました。このような強い思いと積極的に行動するバイタリティには本当に頭が下がります。
佐藤さんがエコに取り組むのには「無理をすると角が立つ、無理をせずに続けていれば円は広がっていく。そして、自分の円と誰かの円が重なるとさらに大きな喜びや楽しみとなる」という考えがあります。エコなことに取り組む魅力はここにあるのではないでしょうか。
日本むかし話が子どものころから好きだったという佐藤さんは、お子さんに鬼の存在を信じさせていて、「言うこと聞かないと鬼呼んでくるよ」と言っているそうです。佐藤さんの家は隅々にむかし話をそのまま切り出したような世界が広がっていて、心地いいところでした。

安土西の湖観光の代表、奥田修三さんは安土にある滋賀県最大の内湖、西の湖の語り部です。ヨシの成長を記録したり、パラグライダーに乗って内湖を上から撮影したりと西の湖の環境保全のために日々研究もしているエネルギッシュなおじいちゃんです。
奥田さんは子どもの頃から西の湖とともに生き、漁師として働いてきました。その体験をもとに、子どもたちに西の湖の歴史や文化、生物についてわかりやすく説明しています。
自分の船に子どもたちを乗せたり、貝が水を浄化するところを実際に見せたりと、学校の勉強には真似できない事ばかりです。また、外で遊ばなくなった現代の子どもたちに自然と戯れることの楽しさを教えてくれます。
私は何度か奥田さんの和船に乗せていただいたことがあります。奥田さんの面白いお話を聞きながらヨシ原やたくさんの野鳥を観ることができて、とても癒されました。しかし逆に、美しい西の湖の風景も、船に乗って湖に実際に出てみると水の汚れがよくわかります。
昔のように水のきれいな西の湖に戻したい。これが奥田さんの願いです。
これからも多くの子どもたちが環境や西の湖に対して関心を持ってくれたらいいなと思います。

護国神社の境内に建つとても趣のある建物が、「朴(もく)」というカフェです。お店の名前の「朴」は「素“朴”」が由来です。自家製や地場のオーガニック食材をできるだけ多く使用し、食の本来の形で料理を提供したり、リサイクル品やフェアトレードの商品を置いています。去年から始めたMy箸運動は、常連のお客さんを中心に徐々に浸透してきています。
オーナーの中村さんは、戦前からある建物のたたずまいに一目惚れして、彦根にお店を出されました。もともとスローな考えの持ち主で、お客さんの回転率を上げることや、割り箸を使っては捨てるようなスタイルに疑問を感じていて、自然と“エコ”の方向にアンテナが向いていったそうです。実際に“エコ”な取り組みをやってみると、「とっつきやすくて、楽しかった」と言っておられました。
中村さんの「ネットワークを広げ、いろんなことを深く知ろうとする“探究心”、自
分にできることを考え実行する“実現力”」には本当に感心させられました。また楽
しんで“エコ”やっていることがひしひしと伝わってきました。
お料理をいただきましたが、特に自家製の味噌で作ったお味噌汁は絶品でした。
“なつかしさ”と“体が洗われる”気分になることができました。
大戸洞舎はこだわり農産物を作っている農業組合法人で、約18haの農地(借地)に米を主体に、麦、大豆、そばなどを作っています。冬場は味噌作りなどををしています。農産物はJAを通さない直接販売です。
案内された田んぼは小谷山などに囲まれ、まだ少し雪も残る別世界のような場所でした。
古い民家を再現したゲストハウスもあり、農作業の他、収穫祭、落語会、山を整備したりと、外部向けにも多彩に活動されています。
(応対して頂いた専業従業員の佐藤さんとの会話から)
佐藤さんは東京出身、大学卒業後CW・ニコルさんの環境学校で学び、環境関係のアルバイトなどを経て、大阪の「ニューファーマーズフェア」で大戸洞舎代表の松本さんと出会い、滋賀に来られました(2001年より)。動機は、まきストーブのある暮らしをしたい、ということだったそうです。
こだわり農産物については、栽培農家自身が農産物を見直すきっかけになる、また消費者に対してはどのくらいうったえていけるのかが課題になる。例えば同じ値段ならこだわりを買うが、高くなれば買わないといった事があるが。
佐藤さんの思い・・・大規模な農業ではなく楽しみを見つけながらやっていきたい。50~60才の人たちが何か出来る場を作り、また若い人には他の仕事に就いても休みには戻って来てほしい。裏山をほおっておいてはいけない。
「自分も、他人も安らぐ第2の故郷のようなものを提供していきたい」という佐藤さんの言葉に私はとても共感しました。

生ゴミ回収ボックスにゴミを捨てた後、水でさっと洗ってコンクリートの溝に流していたら、わずかな土からしっかり発芽していた野 菜の種。
このままもう一回収穫できそうな勢い。
庭の手洗い場にほおっておいたぞうきんから、小さな芽が出ていた。
かわいい。ここでは、かつてタワシから発芽してたこともあったっけ。
子どもたちは、すごい発見をしたぞ~と大喜びしてた。
このまま洗えずに放置しているため、手洗い場は何となくすっきりしないんやけど。
おとうさんが3年前に拾ってきて植えたヤマノイモのムカゴが今年はツルがものすごく伸びていっぱいムカゴができました。
ちょっとゆすっただけでポツポツとおちるん。
土の色とよく似ているからどこに落ちたかわからへんねん。
去年食べたスイカがおいしかったので、おじいちゃんがそのタネを残しておいて、
今年、小さな庭に植えました。
みんなムリムリって思ってましたが、私がこっそりおまじないをかけておきました。
大きくならなかったし、色もそんなに赤くなかったけど、とっても甘くておいしかっ
たです。
おじいちゃん。来年はメロンに挑戦してみいひん?
5年以上前のこと。徹さん(ダーリン)が「これを入れて茶碗蒸しを作っておくれ」と
ユリネを買ってきた。でも、ほら、蒸し物ってどうも手間がかかるでしょ?彼の切なる
願いもむなしく、ユリネは冷蔵庫のすみっこにずーっと眠ったまま、半年ほど経って
しまった。気づいたときは、表面がきたなくぬるっとしてて、とても食べられる雰囲
気ではない。私がそのまま捨ててしまおうとしたとき、幸さん(義母)が、「もったい
ないで、埋めてみよか」と、助け舟。そのまま庭のプランターに埋めることにした。
すると、そのうちつんと芽を出し、みるみるうちに大きくなって、7月のある日、瀕死
のユリネは見事なコオニユリの花を咲かせたのだった。以来毎年、このプランターか
らは、やや小ぶりのユリが律儀に花をつける。
ユリネはユリの球根。植えたら花を咲かせる“命”を孕んでいる。でもスーパーで買っ
た生鮮食品は、それを忘れていることが多いね。私たちが食べるっていうことは、す
べていろんな命をいただいているんやということを、この花は思い出させてくれる。
隣りのおばあちゃんは、お習字の先生です。
お手本を書く時は、ほんとうに集中するそうです。お習字は、仕事であり趣味でもあり、
そしてボケ防止にと一石三鳥だと話す笑顔はとっても綺麗でした。
これが80歳の美しさなの?感動。。
隣りのおばあちゃんは、お料理がとても上手です。特に黒豆は普通じゃない美味しさです。うなります。
なんと、かの有名な土井勝さんに教わったそうなんです。ドヒャーッ
そして桜餅まで作っちゃいます。
いつも自然体で素敵なおばあちゃん
まだまだ教えてもらうことがたくさんあるので
これからもよろしくね。
マムシの独り言
みんな、なんでそんなに私達のことを怖がるのかな?
見た目が気持ち悪い?毒を持っているから?
もう少し私達の事を知ってもらえると、誤解はきっと無くなるはず。
まずは、よーく観察してね。
私は、家をリフォームするので、今は古い家にすんでます。
歩くとギシギシ音がします。扉はなかなか開きません。
雨が降ると雨漏れがします。それと大きなムカデがでます。
クーラーがないので夜は暑いです。
なんか毎日ドキドキします。
でも楽しいです。
その家の近くの畑にはモリゾーとキッコロがいます。
子どもたちは、「川行こか~」と誘うと、すぐ食いついてくる。
先週土曜の夕方、愛犬クッキーの散歩を兼ねて、近所の野洲川へ行った。5月には、
まだまばらな感じだったアシが、すっかり大きくなって、夕方の風にさらさらと揺れ
ている。あちらにこちらに固まって咲いているのはムシトリナデシコ。河原でよく見
る代表選手みたいな花。あ、キキョウソウもある…ちっとも進まない私をほって、子ど
も&犬はさっさと向こうのきれいな浅瀬に行ってしまった。
ただ川をじゃぶじゃぶ歩くことが、どうしてこんなに楽しいのかといつも思う。我が
家で「パズルの石」とよんでいる粘土の固まりを割ったり、大きい石を投げ込んでみ
たり、やることがいっぱい。そのうち、息子の現は足をすべらし、後は河童状態。娘
のあさひはクッキーを深みに連れて行き、犬かきの特訓をしている。教えなくても、
犬って犬かきができるのね。少し向こうの水辺で、魚がぴんぴんとはねている。その
向こうにシラサギの姿。母子のゲラゲラ笑う声が、河原にこだまする。
今週土曜も川。今日は、あさひは川草履を持ってきてなかったから、靴下のまま、
入水。ふと見えた彼女の足の裏は、しっかり深緑色やった。これが本当のモスグリー
ンやな、としょうもないことを考えてしまう。あ、また現がはまった。もういいや。
『子どもは川遊びをするたびに、たくましくなる』こんな名言を思いついて、ほくそ
えんでいた私の横で、あさひがつぶやく。
「なあ、おっかぁ、土曜はいつも川に行くことにしようか」…夏が終わるころには、こ
いつらは、レスラーのようになっているかもしれない。