平成18年2月13日に滋賀県立草津文化芸術会館(現在のしが県民芸術創造館)において、「しが・ほんもの体験ネットワーク」公開交流会を開催しました。

 京都橘大学文化政策学部助教授の木下達文先生のコーディネートにより、神奈川県においてNPOと行政が協働して取り組んでおられる「アートを活用した新しい教育活動の構築事業」の事例および県内での事例についてうかがうとともに、学校関係者や文化施設関係者、文化ボランティア等の参加のもと、滋賀県の「ほんものの文化や芸術」を発掘・保存・活用し、次世代に継承していく取組の意味や課題について話し合いました。

 後日、コーディネーターの木下先生から、コメントをいただいています。

○「公開交流会(ワークショップP)まとめ」はこちら(pdf)をご覧ください。

○「木下先生コメント」
 今回の「しがほんもの体験ネットワーク公開交流会」は、「気軽にどこでもアート交流事業」の関連事業として開催された。当初は、従来のシンポジウム形式という枠組みからはなれて、参加者全員と密な討論をしてくことができればというコンセプトのもと、「交流会」というネーミングを設定しての開催となった。結果的には比較的意識の高い参加者に多く集まっていただき、会場からの熱気をとても感じることができた。初回ということもあったが、非常に集中した時間を過ごすことができたのではないかと考えている。また、アンケート結果からも、企画主旨に賛同したり、交流会の継続を求める声も少なくなく、われわれが今後の文化施設マネジメントの中で考えている「本物体験」と「地域連携」に関するテーマが、今まさに多くの現場で求められているということを改めて強く感じた次第である。
 
 一方で課題もいくつか感じることとなった。とくに、報告者の数が多かったこともあり、後半の交流・討論に十分な時間を割くことができなかったことが第一に悔やまれる。また、報告の中心が学校教育での体験活動がテーマであったため、それ以外のテーマにほとんど言及することができなかった点も課題として残った。さらには、性格の異なる組織のメンバーがはじめて同席したことからくる温度差が想像以上にあったことは、実際に行ってみて肌で感じることができた。しかしながら、今回、試験的に展示活動やと交流活動をすることで、参加者それぞれが事業に対するある程度共通のイメージを持つことができたのではないかと思う。したがって、今後もこうした活動を継続していくことが重要であり、可能であればニーズに応じて形を変えつつも実施していければと願う次第である。

○「公開交流会 発言概要」はこちら(pdf)をご覧ください。

平成17年度モデル事業
「しが・ほんもの体験ネットワーク」公開交流会のまとめ

(平成18年2月13日、滋賀県立草津文化芸術会館にて)~