| 文化施設・学校・地域・ボランティアがつなぐ「子どもたちの『ほんもの体験』活動」 たぬきの森 毎日日記 |
| ワークショッププロジェクト・モデル事業「しが・ほんもの体験ネットワーク」は、 「まるエコ」づくりの一環として、子どもたちが「ほんもの」との出会いを体験する活動の広がりを応援しています。 10月29日~11月6日まで、甲賀市信楽町で実施される「アートinレジデンス たぬきの森」 〔主催:(財)滋賀県文化振興事業団〕(当事業の見学会開催案内参照)。 この事業に協力している「子どもの美術教育をサポートする会」の学生ボランティアさんの日記を通して、 子どもたちと「ほんもの」との出会いの現場を紹介します。 |
| たぬきの森 毎日日記 5日目 |
11月3日(木)天気:快晴 |
| だんだん疲れが抜け切らなくなってきました。朝から眠気やだるさが残り、現場に向かう車の中でうとうととしてしまいました。しかし、現場に着き快晴の空を見上げるとだんだんやる気が湧いてきました。今日も頑張るぞ! 今日は甲賀市のガールスカウトの皆さんと、演劇ワークショップに参加する皆さんが参加して下さいました。人手がたくさんあるうちに作業をできるだけ進めるために、スタンさんの指示が飛び交います。 今日の大きな仕事は木の家に丸太を割って作った板で壁を設置し、よしで屋根を付けることです。丸太割りは先の尖ったくさびと金づちを使って割るのですが、くさびを丸太にうちつけるのは結構力がいります。しかし、小学生の女の子でも最初は力の加え方が分からなくて弱い力で何回も打っていたのですが、そのうち大きな力でいっきに打ち付ける方法を身につけ、あっという間に彼女たちだけで直径25cmぐらいの丸太をまっぷたつに割ってしまいました。これにはびっくりしました。それからほとんど彼女たちに任せてしまったほどです。成長ぶりが目に見えてちょっと感動しました。 よしで屋根を設置するのは、草津文芸の方々と美サポメンバーが担当しました。屋根は下の方が面積が広いので、同じ長さのものをずっと使っていると裾に向かって隙間ができてしまいます。それを短いよしでふさぎながら、ビニール縄で梁に付けます。軍手では扱いにくかったので素手で作業をしていると、いつのまにか手に無数の切り傷ができ水ぶくれができていました。よしの成分で手が赤く腫れてしまったメンバーもいました。そんな苦労をしながらも、皆さんで声をかけ合いながら、屋根はほぼ完成しました! また、ガールスカウトの皆さんが作ってきてくれたハンモックも設置。ゆらゆらゆれながら森林浴ができます。 今日で5日目ですが、毎日6時間ほど共に作業をしながらだんだん親しみが生まれてきていると感じています。最初は見知らぬ方々であっても、共同作業をしていると口数が少なくともピリピリした雰囲気にはならないのです。これは、スタンさんの力だと私は思います。的確に指示を出されるので動きやすく、また作業進行を見ながら「まあ、それもいいですね」とゆるく対応して下さったり、またスタンさんご自身の笑顔が少しピリリとした時、場をいい具合にほぐしていると感じました。私も何度もこの笑顔に救われているのです。 この「たぬきの森」はスタンさんにしか成せないことで、私たち(この場に訪れ参加したすべての方々)のための場所であるのだと実感しています。とても光栄で幸せなことです。 子どもの美術教育をサポートする会 学生ボランティア 京都精華大学3回 今井奈津美 |
